深夜特捜隊 (創元推理文庫 M ク 7-1)

深夜特捜隊 (創元推理文庫 M ク 7-1)


少年時代の主人公がネズミを殺したことについて母親が「お前に父親の話なんてするんじゃなかった」という冒頭のシーンが衝撃的である。
自分の持っている警官のバッヂに独白をするあたりの語り口がええのう。
まあプロットは弱いと思うんだがキャラクターの背景がね、いいね。

シャーロック・ホームズ最後の解決 (新潮文庫)

シャーロック・ホームズ最後の解決 (新潮文庫)


そういえばこんなものも読んでいたのだった。
ミス連前読書会の課題作。
帯の「映画化決定!」がまるで本作が映画化するかのような勘違いを引き起こしかねない気がするんだがどうなんだろう。

ひとりで歩く女 (創元推理文庫)

ひとりで歩く女 (創元推理文庫)


今となってはありがちな結末だけれど。うん。
マクロイの巧みさが光る逸品。
ルパン三世「カリオストロの城」 [Blu-ray]

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のっぽのドロレス (Hayakawa pocket mystery books (850))

のっぽのドロレス (Hayakawa pocket mystery books (850))


191cmというどでかい女からの依頼で男を捜すことになったが、その男を発見したときには博物館の前でナイフに刺されて死んでいた。
その事件の裏には50万ドル相当のダイヤモンドがあるらしい、という筋としてはありがちなハードボイルド。
主人公の私立探偵エド・ヌーンもタフガイで警官、チンピラとケンカをしつつ女と懇ろになるやっぱりありがちなハードボイルド探偵。
しかしダイヤモンドの在処などなど視覚的なイメージというか、インパクトが強く最後のシーンはもうなあ。男泣き必至。


北京悠々館 (集英社文庫)

北京悠々館 (集英社文庫)


ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)

ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)

荻浦嬢瑠璃は敗北しない

荻浦嬢瑠璃は敗北しない


2年越しの続編。
ただの小生意気なおじょーちゃんがいっぱしになるまでのお話。
細かいことを言うならば法、というタームの使い方に違和感がある。
風呂敷たたむの大変そうだなあ。